Stay Gold!

羽生結弦くんの応援ブログです。ここで記載されている内容はあくまでも私の個人的な意見であり、正当性を評価したものではありません。どのように受け取るかはそれぞれがご判断ください。

【GPS】エリック杯振り返り~FS「ロミオとジュリエット」~

yuzu-romio


この日はカーリングで軽井沢方面に遠征。
自分の戦績は2試合で1勝1敗。

自分が見る方になるのと、やる方になるのでは、心持ちが違う。
自分がその舞台に立つとき、コントロールするのは自分自身。
そう思うとだんだん落ち着いてくるもの。
失敗しても自分で責任が取れるから。

それと比べると見るだけって、大変。
自分はただそこに繰り広げられる場面をつぶさに見ることしか出来ないから、心を安定させることが本当に難しい。
必要以上にドキドキしちゃう。


この日は帰りが遅くなったので、移動中の車の中でPCを使ってのライブストリーミング観戦。
ときどき止まったり、カクカクしたりの連続。

せっかく来たゆづの番でもほとんど止まってて様子が見れなかった。
Twitterのみんなの悲鳴のようなつぶやきで、4Sも4Tも失敗したのを知る。
ロシアの放送で表示されてた、TESの生中継(?)って心臓に悪い。
前半終わった時点で、ほとんどと言っていいほど積み上がっていないのを見て、
血の気が引くのを感じていた。
後半、ようやくライストが動き出して、TESがドンドンと積み上げられていくのを見る。
このプログラムって本当に恐ろしいプログラムだったんだ、ということをまざまざと見せつけられる。
冒頭のクワド2本がきっちりと入らなくても、そこそこの点数が出る。
3A+3T、3A+2T、3Lz-1Lo-3S。
この3つのコンビネーションジャンプの破壊力の強さに驚く。

これを完成させることが今年のゆづの目標で、そうすることでメダルに近づこうとしている、
それがよく分かる戦いっぷりだった。

私にとっては、フィンランディアよりも、スケートカナダよりも、「ロミオとジュリエット」だった。
Twitterでもつぶやいたけど、「迸る感情をみなぎらせた」あの2012年のロミオとは違う、新しいロミオがそこにいた。
ちゃんとジュリエットへの気持ちが見える、ロミオ。
優しさとか、儚さとか、葛藤、苦悩、そして死へ向かうその気持。
まがりなりにもそんな世界が垣間みえる演技だった。

試合ごとに一歩一歩、前に進んでいることがよく分かる。

それでもパトリック・チャンの完璧な演技には刃が立たなかった。
ショートもフリーも完璧、そんな演技がいったい、シーズンに何回できるのだろう。
そんな演技だった。
結果は30点差。
チャンのスコアは300点に近かった。

だけど、私はまったく絶望していないし、壁が高すぎて辿り着かないとも思わなかった。
だって、2本のクワドが綺麗に決まればもっともっと点数は稼げる。
パトリック・チャンだって、いつもいつも完璧な演技ができるとはかぎらない。
スケートカナダの30点差とはまったく違う、30点だったと私は思う。

それはゆづもオーサーもそうだったんじゃないかな?

最初の4S。
ブレードが氷にとられたように見えた。
本人も不運だったと。

お陰で後半巻き返すその力があることは証明できた。
後は、前半、クワドを跳べばいい。

そろそろサルコウも観念して治まってほしいよね。
どんなに外せと言われて君に挑戦し続けるゆづの気持ちを汲んでほしいよ。

このパトリック・チャンの驚異的な点を見て、昔、見た動画を思い出したので、貼っておこうかと。これがアップされた時とは状況がいろいろ変わってるけど、まさに、こんな感じ?
最強日本男子、パトリック・チャンを王座から奪い取れるよう頑張ってほしいな。