Stay Gold!

羽生結弦くんの応援ブログです。ここで記載されている内容はあくまでも私の個人的な意見であり、正当性を評価したものではありません。どのように受け取るかはそれぞれがご判断ください。

■「SEIMEI」はオリンピックの魔物を調伏できるのか? その1

なんとなく騒動が落ち着いてきたので、ちょっとものを書く意欲が湧いてきています。(そもそも前の書ききってないだろうというツッコミをされそうだけど、、、そういうブログです。すみません)
テンションが上がりすぎた時は、大抵、言葉がまとまらないもの。

フィギュアの新しいシーズンの始まりはいつもとっても楽しみで、どんなプログラムが来るんだろうってワクワクしながらその情報を待っています。
アイスショーでその一部を見たり、映像で新しいプログラムをイメージしたり。
だけど、今年はもしかしたら、これが最後かもしれない、というおまけ付きで全ての情報を受け止めなければならなくて。
アンコールの舞台は用意されているかもしれないけど、ワンシーズンくらいは私たちに夢を見せてくれるかもしれないけれど、だんだん、終わりの時は近づいているのでしょう。

SPがバラード一番だと知った時、私はちょっと複雑な気持ちでした。
そう、新しいプログラムを見たかったから。
ただ、これは彼にとってとてつもない大きな武器になることは間違いだろうと感じていました。

そして、フリー。
まさかの「SEIMEI」。
それを知った瞬間は、私は通勤途中の電車の中で、思わず、自分の口をついてでた言葉は「強いな」でした。
ショートもフリーも自分が記録を出したプログラムを選ぶということは、間違いなくそれを乗り越えなければ評価されないことは誰にでもわかることです。
この選択は「諸刃の剣」なんだろうな、と。

二つのプログラムの両方で世界最高の自分を超えなければなりません。
もちろん彼は構成をあげて、あの時よりもすごいものを見せるつもりで選んでいます。

そういう選択をできるのが、羽生結弦だと、私は知っていたはずです。
それでもなお、やっぱり、驚かされたのです。
強気な選択は間違いなく平昌で金メダルを取るための彼と、そのチームの戦略です。
それを誰にも譲るつもりはないという強い思いが伝わってきます。

もちろん、彼はずっとそのつもりでソチの後からずっと準備してきたのでしょうけれど、もう一度、その覚悟を見せられたようです。

私はチケット運がなくて、あの「SEIMEI」のノーミスを生で見ることができていません。
ボストンにはそれを期待して行きましたが、その日は、ハビエルの日だったのです。
そういう意味では私にとって、心残りのプログラムでした。

だから、素直に嬉しかったのです。
平昌で、その完成した「SEIMEI」を見れるかもしれないことが。

とはいえ、この決断に賛否両論があるだろうことは想像つきます。
守りに入ったと思う人もいるだろうな、と思いましたし、実際にそういう言葉を見かけました。

もちろん、新プロ見たかった気持ちは私にもありました。
これが最後の羽生結弦の競技プログラムなのだとしたら、、、、と考えるともっと違う彼も見て見たかったという気持ちも今でもあります。
(なので、おまけとか、壮大なアンコールとか、期待してます)


それは偽らざる気持ち。
だって、それは彼の競技プロが好きだから。
新プロを滑るたびに新しい世界を見せてくれることを知っているから。

でも、勝つことと天秤にかけたら、勝つことの方がよっぽど重要。
その「物体」が欲しくて、彼はたくさんの壁を乗り越えて来たのだから。

つづく。