【戦績】フィンランディア杯 2013
ゆづの初戦、フィンランディア杯が先週末、フィンランドで開催された。
去年もゆづはフィンランディア杯に参戦して、2種類の4回転を成功させた大会。
そして、今年初めて、あの「ロミオとジュリエット」のフリープログラムを公開するということでファンとしてはドキドキとわくわくでいっぱい。
どんな衣装なんだろう。
どんなジャンプ構成。
そしてどんなドラマチックなプログラムになってるだろう、と妄想は膨らむ。
そして、またしてもフライトに遅れるところからスタート。
なんだかすっきりスタートせず、周りをやきもきさせるのもいつものこと。
公開練習の様子を動画で見てもとても調子のいいようには見えない。
大丈夫か?
でも、そんなことはいつものこと。
全日本のSPの時もそうだった。
6分間練習でまったく四回転が跳べず、どうなるんだろう、とドキドキしていた。
それでもしっかりまとめてきた。
きっと、今回も、と前のめりで画面を見守る。
そして、ショートプログラム。
なんと、鮮やかな空の色と同じ色のシャツ。
振り付けもブラッシュアップされた「パリの散歩道」
綺麗なクワドトーループ。
さすが、ゆづ。
決めるところは決めてくるんだよね。
と、安心させておいて、なんと鉄板だった3Aが家出。
私が試合を見始めてから、3Aで失敗したことがなかったので本当にびっくり。
でも散歩中だった、ルッツは綺麗なジャンプ。
ま、SPの持ち越し、正解だったんだろうな、と見ていて思う。
これは微調整で形を作れる。
今年を勝ち抜くための重要な武器。
点数は84点。
3Aが決まってたら、伸びるよね、やっぱり。
そして、まちに待ったフリー。
カーリングから帰ってきて、ライブストリーミングを見るべく、パソコンに向かう。
最近、オンタイムでゆづの試合を見ると、じっくり冷静な目で見ることができない。
ジャンプが決まるたび、要素が決まるたび、ほっとする自分がいる。
細かな動きをじっくり見るのはたいてい録画。
冒頭の4回転、2種類をさらっとこなす。
そして、フリップは最近、エッジエラー気味。
そこからのステップ。
練習動画を見ていたので、少しステップは押さえ気味になっている印象。
まだ、初戦。
滑りこなれている感じはしない。
そのあと、後半に入って最初の3Aからのコンビが決まらず、やきもきする。
でも、そのあとの3A+2Tのコンボの入りはむっちゃ難しい入り。
お茶を吹きそうになる。
ゆづを見ているといっつもこんなジェットコースターに乗った気分。
次はハーフループコンボ。
新しいコンビネーションを試すという話を聞いてから噂になってたけど、
やっぱりキターっと言う感じ。
個人的にはあんまり好きじゃなかったハーフループコンボ。
何となく、よっこらしょ、的な感じに見えるのが好きに成れなかったけど、ゆづのそれは違った。
あとで何度もリピートしたくらい気に入りました。
最後のルッツが綺麗に決まらなかったけれど、それでも非公認ながら自己ベストで滑りきった。
調子悪かったけど、何とか、という言葉にこれが、もしかしたら世界選手権で学んだことなのかもしれないと思った。
荒川さんも解説で行ってたけど、体の調子が良くない中でどうやって自分と折り合うか、をちゃんと学んだのかもしれないなと。
キスクラでウィルソンと楽しそうにおしゃべり。
彼の目標からすると、まずまずのできだったんだろう、ね。
あとでじっくり動画を見てみると、パリの散歩道と比べるとまだまだ、ぎこちない感じ。
ステップやスピンはまだまだ改良の余地がたくさんあるように思える。
それであの点数が出たのだとすると、本当に凄い。
オリンピックに向けて、いいスタートが切れたんだろうと思う。
そして、次のスケートカナダに向けて、どんなブラッシュアップをしてくるのか楽しみです。
その演技を目の前で見れることが本当に幸せ。
・・・でも、その前に準備、間に合わない気がしてきた、私。
それでも限りなくヨーロッパに近いカナダのはずれの街に、ゆづを応援に行きます!
こんなバナーを携えて。
【プロトコル】
【動画】
■フリー