【雑感】君をとりまく環境
その言葉をゆづがどんな心境で、どんな思いで言葉にしたのか、
分からないので、あまり反応しすぎるのもどうかな、と思うけれど。
友達が作りづらい環境だというのは確かにそうかもしれない。
特に学校の同級生という視点で考えると、時間や距離的な制約からそうなってしまうのかもしれないね。
でも、その分、ゆづには多くの人に出会えるチャンスがある。
友達は同級生だけどは限らない。
きっと、クリケットで一緒に練習をしているリンクメイトは、
長い時間をかけて、かけがえのない、家族のような友達になっていくと思う。
世界中でゆづと戦っている選手達も、今はライバルでも、いつか、
お互いを支え合える友達になれるチャンスがたくさんある。
まだ、18歳だよ、ゆづ。
40歳を超えた私にはたくさんの大切な人や、大切な友達がいるけれど、
10代のころに出会えた人は本当に片手で数えるくらい。
寂しいこともあるかもしれないね。
18歳の男の子が、普通に会話できる同世代の友達がいないことは。
神様がくれた「Gift」とそれを引き換えにしたのかもしれない。
いいんだよ、それが普通の気持ち。
それを大きく取り上げる、マスコミはどうかな?と思うけど。
それから、もう一つ。
「有名になって人が集まってくるのが嫌でした」という台詞。
神経質にとらえている人がいるけれど、私は笑っちゃった。
だって、そうだよね。
ただ、ゆづは大好きなフィギュアをやりたいだけなのに、
ちょっと強くなったら、いろんな人がよってきて、適当なことを言うのだろうし。
よくても、わるくても、ちょっとした言葉のはしをとらえて、いろんなことを言われる。
楽しい訳ないじゃん、ね。
目立てば目立つほど、自分ではコントロールできない状況に置かれる。
そんな環境が楽しい訳もなく、嫌だという気持ち、もの凄くよくわかるよ。
それを、そんなことを言うもんじゃないとか、自分の理想像をゆづに透過して、
厳しい言葉を言う人が私は好きじゃない。
一体、何様のつもりさ?
ファンなの?
それともコーチのつもりなの?
もしくは大人としての助言のつもりなの?
と、詰め寄りたくなる。
いい迷惑だよね、ゆづ。
ゆづはゆづなりのスピードで、フィギュアスケートだけでなく、世の中のことも学んでいる最中。
失敗だって、いっぱいあるのが当然。
「あ、言っちゃったか」と私は驚きもしなかった。
心の中では、計算できる理系男子なら、その言葉がどう扱われるか、計算すればよかったのに〜、とか思ったけどね。
私はゆづの演技、スケートに向かう姿勢、その努力が凄い、と思って応援してる。
ファンは、どこまでもファンだから。
ありのままのゆづを応援し続ける。
ゆづ。
でもね、周りはもっともっと、うるさくなるよ。
信じられない人も近くにたくさんよってくると思う。
それが、目立つアスリートの宿命。
だから、本物を見極められる感性を磨いてほしいと思う。
その中から、本当に自分に必要なものだけを取捨選択してほしいと祈るように願っています。
そして、ファンを語るなら、ゆづに負担にならないように、ゆづと接してほしい。
自分の欲求だけで動くのではなく、ゆづのためになるのか?をちゃんと考えてほしい。
だって、ファンの多くははるかにゆづよりも年齢を重ねた大人なのだから。
大人がお手本を示せないで、どうする?
ゆづも素敵だけど、ゆづのファンも本当に素敵だね、と私だったら、言われたいな。