【雑感】そこにたどり着くための準備
1年って長いのかな、短いのかな、とふと考える。
去年の今頃、私はゆづを知っていたけど、知らなかった。
名前は知っている。
どんなことをする人かは知っている。
時々、テレビで見る。
仙台出身で、被災したスケーターらしい。
王子様みたいな男の子だな。
そんなイメージでしかなかった。
去年の世界選手権で彼の「ロミオとジュリエット」の演技を見るまでは。
その後のことはブログにたくさん書きすぎたので、省くことにする。
あの感動の瞬間から、もう、1年が経とうとしている。
もう、なのか、という印象。
あれから、報道されるゆづの一挙手一頭足を見守った。
驚いたり、喜んだり、一緒につらい気持ちになったり。
彼の恐ろしいスピードの成長をこの目にしてきた。
たった1年で少年はこんなにも成長するのだと驚かされた。
そしてここから1年。
彼はもっともっと私たちを驚かせてくれるのだろう。
それを追うために一生懸命になっている自分が想像できる。
まるで中毒患者のようにその演技に触れることに渇望している自分に気づく。
ゆづがあのソチのスケートリンクで喝采を受けるだろう、
その日まであと11ヶ月ほど。
あっという間に駆け抜ける1年になる予感。
あす、ぴあでソチオリンピックのチケットの申し込みが始まる。
もちろん抽選であたるかどうかなんてわからない。
当たっても、行けるかどうかもわからない。
それでも私は夢にかけてみようと思う。
感動の瞬間に立ち会いたい、その一心で。