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羽生結弦くんの応援ブログです。ここで記載されている内容はあくまでも私の個人的な意見であり、正当性を評価したものではありません。どのように受け取るかはそれぞれがご判断ください。

全日本選手権【羽生結弦の戦い】 〜意地は男の子と最後の砦〜

今年の観戦の締めくくりは長野。
仕事で今年は何度も行った場所だったけど、観戦で行くと、ちょっと違った気分。
観戦仲間とおいしい蕎麦を食べるところから始まる。

事前に寒いと聞いていたけれど、実際についてみるとそうでもなくて。
私にとってはちょうどいい感じだった。

全日本参戦は3度目。
羽生結弦を追いかけてきた歴史に重なる。
Twitterでも書いたけど、最初に真駒内に行ったとき、男子の最終グループのメンバーしか、正直、よく分からなかった。
見たのはショートだけだったので、30人も滑るんだ、ということが衝撃的で。
トップ選手と言われる人たちがどれほど凄いかも、その違いを見て感じてた。
でも、今年は滑走順を見てもたくさん楽しみな選手がいる。
それがこの2年間の私の収穫。
ゆづが一番に好きなことは変わらないけれども、他にも気になる選手が増えていく。
この人の演技が見たいという選手がたくさんいる。

もし、ライトなファンのままでテレビでしか見ることしかしなかったら、きっと気づけなかったこと。
そう思うと、彼が私の世界を広げてくれたということ。

ショートの日。
6分間練習を見て、少し安心。
すべてに余裕があるように見えた。

バラード1番はゆづのスケーティングの進化を見せてくれたプログラム。
音楽表現が難しすぎるかな?とも思えたけれど、それが今年のひとつのチャレンジだったんだね。
落ち着いた演技がゆづの表現の幅を広げたと思う。
静かなプログラムの難しさを感じた中国杯
上手くパーツが嵌らないと、どんどん曲に置いて行かれる。
それを見事にこなしていた。
最終的にジャンプ構成が後半に4Tが入るのかどうか分からないけども、これが完成したらどうなっちゃうの?と思うくらい、GPFとこの全日本で完成度が上がってきた感じ。

ジェフ、やっぱり天才。
これをゆづにやらせようと思ったところが。
ただ、ジャッジが厳しくてスピンがレベル3だらけに。
確かに足らなかった。
それを忘れさせるほどの演技だったけどね。

そして、「オペラ座」。
GPFの演技を見た後だったので、期待感は恐ろしく高い。
でも、6分間練習の様子を見て、何かがおかしいことに気づく。
あまりジャンプの練習もしてなかったし、何度もオーサーのところに行っていた。
これはヤバイゆづのフラグ。
前日とあまりに様子が違っていて何が起こったんだろう、と。
また、苦しい彼の演技を見なければ行けないのか、と少し覚悟をしていた。

そして、冒頭のクワドサルコウ
これが出来ないことは驚かなかったけど、スピンでぐらついたときにはもう気が気じゃなくて。
祈るしかない気分に。
しかも、スケーティングのスピードがGPFほどないのもよく分かった。
どんどん心配な気持ちが沸き上がる。

ここからのゆづの演技は凄かった。
ひとつもミスをしない、という気迫と意地が伝わってきた。
本当に、これが、羽生結弦だね。
ここでちゃんと結果を残して、次へ進みたかったんじゃないかな?

終わったあともお腹に手を当てていて、おかしいな、と思ってた。
だから、病気の発表があったとき、驚かなかった。
本当にシーズン前半は満身創痍で戦い抜いたんだと、その事実に感動すらしていた。

 

そして、このタイミングを選んだことも彼らしいと。

もちろん結果は分からない。
病状によっては難しいかもしれない。
でも、彼がこのタイミングを選んだのは世界選手権に行きたいからだと私は思う。
そして、バラード1番、そして、このファントムを仕上げたい、そう思っているだろう。

もう、私たちに出来ることは見守るだけ。
それが、2014年の羽生結弦が私たちに教えてくれたこと。
そして、その覚悟があるかを問われたシーズン前半だったと思う。

でも、今年の全日本選手権の主役はゆづじゃなかったね。
それは、別にじっくり書こうと思う。

お疲れ様でした。
そして、渾身の演技をありがとう。
一日も早く回復して、大好きなスケートが出来ることを祈ります。