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羽生結弦くんの応援ブログです。ここで記載されている内容はあくまでも私の個人的な意見であり、正当性を評価したものではありません。どのように受け取るかはそれぞれがご判断ください。

グランプリ・ファイナル 王者の復活劇 2

ライブストリーミングでフリーの演技を見る準備をしてた。
今日は一人ではなく、観戦仲間と私の家で観戦。
もしかしたら一人で見るのが少し怖かったのかもしれない。

中国杯であの瞬間に一緒にいた仲間だからこそ、この瞬間に一緒に居たかったのだと思う。
今でも、あの衝撃が薄れることはない。
フィギュア観戦を続ける限り、6分間練習をヒヤヒヤしながら見るだろう。
本人もそれを乗り越えようと前を向いているのだから、ファンがそこから逃げる訳にはいかない。

ハビの国、バルセロナ
熱狂的なハビのファンの声援。
でも、映像で見た限り、ゆづへの声援も凄かったと思うよ。
日本から応援に行った人もたくさんいたよね。
私もいろんなモノが許すなら、行きたかった。
でも、テレビの前にいても応援する気持ちは1ミリたりとも変わらないよ。

前日のショートも見ていたし、公式練習のレポートをツイッターでちらっと見ていたので、今日は大丈夫だろうと思ってた。
ゆづがNHK杯の時に、置き忘れてしまったものは「自分を信じる」ということ。
練習時間のない中で自分がやってきたことを信じられなかった、そういうこと。
あの時にも書いたけども、あんなにオーラのない彼がそれを物語っていたと思う。

 

だから、大丈夫。
オーサーが作ってくれた練習メニューが自信を取り戻させてくれたんだろうな、と。

ショートプログラムの結果からみると他の選手の結果はとっても意外だった。
特にまっちー。
確かにショートからなんか疲れてるかな、と感じたけれど、まさかあそこまで崩れるのは想定外。
しばらくあれほど崩れる彼を見たことがなかったし。
まさか、それがいろいろなモノへの伏線だったとはそのときは思いもしなかったけれど。

 

リンクに出て行くゆづ。
もう、その姿はNHK杯とは違っていて。
私たちがよく知っている羽生結弦だった。

冒頭のサルコウが決まった瞬間から、もう、凄いことが起こる予感しかしなかった。
クワドトウの着氷と、音楽がぴたっと合っていたのを見て、これが彼の真骨頂だと。
シェイリーンの振り付けは、ゆづに合ってる、と最初から感じてたけど、これは凄い。
オリンピックの次のシーズンに滑ってしまうにはもったいないいいプログラムだな、とどんどん感じるように。
ようやくこのプログラムの全貌が見えてきた。
中国杯NHK杯では見れなかったそのすべてが。

ニースでゆづに嵌ってから、やっぱりあの年のロミオが一番好きなプログラムだった。
どんな素晴らしいものを滑っても、心はそこから動かない気がしてたけど。
これは、ホント、私好み。
この「オペラ座」がニースロミオを超えた瞬間だった。
オーサー、トレーシーそしてシェイリーン、このプログラムを作り上げてくれてありがとう。
中国杯から辛いことばかりだったはずなのに、こうして素晴らしいプログラムを見せてくれてありがとう、ゆづ。
彼がこれをみんなに見せたかったことがよく分かる。
ゆづらしい、そして、深くて優しいピュアなファントムを見せてくれてありがとう。

後半のトリプルアクセルのコンボが綺麗に入って、勝利を確信した頃から、いろんな思いが頭をよぎった。
この1ヶ月半、彼がどれほど、辛い思いをしたか。
身体のことも、そして、いろんな意見にきっと心を痛めたことも。
彼はきっと思っていたに違いない。
それに答えを出すためには自分が演技で結果を見せるしかないと。

そして、それをスペインの地で成し遂げた。

すべてが君らしいけど、やっぱり、私は泣いたよ。
友人と抱き合って。
演技の素晴らしさと、君の思いが成就したことが嬉しくて。

最後のルッツは神様からの贈り物。
神演技はワールドまでとっておこうという粋な計らい。

と、この時は思っていた。